プロダクトデザイナーの安積 伸氏による掛時計「Orb(オーブ)」。
古く錆びた真鍮の計器をイメージの源泉としており、表面を真鍮鋳物と、昔ながらの特殊な着色技法により趣ある質感に仕上げています。
文字盤は、着色面を細く削り取る事で、真鍮を露出させ表現しており、着色と真鍮のコントラストが素材感を引き立てつつ、文字盤の視認性を高めています。
この技法は高岡銅器で知られる富山県高岡市の伝統産業であり、それぞれ鋳物師と伝統工芸士によって製造される日本の工芸美術の結晶です。
●Φ180×D42mm
●960g
●真鍮、斑紋純銀色attention!※取寄せ品の為、お届けに1〜2ヶ月お待ち頂きます。
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以上何卒ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
時を刻む日本のアーツ&クラフト「Quaint(クエィント)」と一回り小さな「Orb(オーブ)は」国際的に活躍するプロダクトデザイナー、安積 伸がデザインした2振りのウォールクロックです。
一目見れば忘れられない美しい斑紋は、富山県高岡市に古くから伝わる真鍮鋳物に特殊な着色技術を施すことで生まれるもの。
一点ずつ熟練の鋳物師と伝統工芸士により設えられる重厚な躯体は、打ち放しのコンクリートや煉瓦といった、印象の強い壁面に掛けても見劣りのしない、確かな質感を醸し出します。
2モデルの違いクエィントとオーブの違いは、大きく分けてサイズ・本体仕様・文字盤の仕様の3つがあります。
■ サイズクエィントは直径25cm、オーブは直径18cm。
と役1.5倍の差があります。
身近なものだと、ちょうどB5用紙の長編と短辺の長さにそれぞれ相当します。
■ 本体仕様クエィントが円盤状、オーブが円筒状という違いがあります。
このため、下から見上げた際の印象はかなり異なります。
■ 文字盤の仕様クエィントは文字盤が立体的に作られており、着色後に凸面と外周を磨き仕上げにすることで真鍮を露出。
黄金色に輝くライン指標を生み出しています。
対してオーブは着色した盤面に削りを入れることで文字盤としています。
現代の名匠が設えるモダンクロッククエィントは、古い時計塔の文字盤を、オーブは古く錆びた真鍮の計器をそれぞれをイメージの源泉としています。
趣深い雰囲気を醸し出すため、選ばれたのが高岡銅器の伝統的着色技法、糠(ぬか)焼き朱銅色でした。
シリーズには、薬品と熱で斑紋の柄を引き出した後、黒染処理をした「斑紋黒染色」。
純銀メッキを施した「斑紋純銀色」。
そして緑青を発色させアンモニアガスに反応させた「斑紋ガス青銅色」の3種があり、鋳造された本体に化学変化を施すことで、奥行きある質感を生み出しています。
安積 伸(あずみ・しん)は1965年、神戸生まれのプロダクトデザイナーです。
京都市立芸術大学を卒業後、NECデザインセンターに勤務。
94年には英国王立美術大学の修士課程を修了し、翌年からはデザインユニット「AZUMI」として活動。
2001年には総販売数40万脚を超える世界的ヒットとなったスツール”LEM”を発表しています。
05年からは個人事務所「a studio」を設立し、Magis、lapalmaなど国際的な企業からデザインを発表する日本を代表するプロダクトデザイナーの一人です。
FX 国際インテリアデザイン賞「プロダクトオブザイヤー」ほか国内外で多数の受領歴があり、審査員としてもiFデザイン賞などに参加。
その作品は世界各国の美術館に収蔵されています。
鋳物・漆塗りの時計枠の製造に端を発し、半世紀以上にわたって日本の時計づくりをリードする企業、タカタレムノス。
天然木、磁器、ガラス、珪藻土など多岐にわたる素材を、職人によるハンドクラフトによって仕上げる高品質なものづくりで広く知られています。
80年代から参入したデザインクロックの分野では、日本プロダクトデザイン史にその名を刻む巨匠、渡辺力による 「RIKICLOCK」シリーズを始め、国内気鋭のデザイナーたちとのコラボレーションから数々のウォールクロック・テーブルクロックを多数発表。
塚本カナエによる置時計DROPSDRAWTHEEXISTANCE、TENSION、FIREWORKSが、世界有数のプロダクトデザイン賞である独レッドドットデザイン賞を受賞するなど世界的な評価を得ています。