≪詳細≫ ペン先 ： ＃6 Jowoステンレススチール サイズ ： EF(極細字),F(細字),M(中字) 機構 ： コンバーター・カートリッジ両用式（ヨーロッパ共通規格） 長さ ： 140.5 mm （未使用時）/ 127.2 mm（キャップなし）/ 165 mm（筆記時） 太さ ： 10.5 mm/13.8 mm（最大） 重さ ： 25g 材質 ： 天然木・犀皮漆       付属品 ： コンバーター、カートリッジ 保証書、説明書、専用桐箱 配送方法 ： 宅配便色ごとには螺鈿付けと螺鈿なしの二つでデザインさせていただいておりますので、 ご購入する際にはご確認のほどよろしくお願いいたします。

世界万年筆（Sekai Fountain Pen）は 芸術で世界を一つにつなぐという思いを実現していく基本モデルとなります。

世界万年筆は基本となる世界樹万年筆を素材として、 国内外を問わず世界中の素晴らしい芸術を施したコレクションです。

世界が芸術で世界樹のように一つにつながり、 平和でありたいという願いをコンセプトにして生まれました。

世界万年筆の素材は貴重な天然木の中から万年筆に適した木材を厳選しています。

伝統工芸である漆塗りを施すなど新しい作品を生み出しています。

世界万年筆ー犀皮漆（Saihi） 「犀皮漆・赤上げ」 世界・犀皮漆万年筆は、 隠れた芸術を探す旅の途中で見つけたものの1つです。

中国の宋王朝時代、徽州（きしゅう）で栄えた犀皮漆器は、 非常に高価な芸術品であり、 一般市民は手にすることのできない王室への献上品とされてきました。

徽州の職人たちが何世代にもわたって守り続けた犀皮塗の技法は、 明清時代に最も発展し、その後様々な要因で衰退することとなりました。

今回この犀皮塗を、福州の職人の手によって復活させ、 世界万年筆コレクションの1つとしてお届けすることになりました。

製作工程 犀皮塗は非常に手間のかかる工程が必要ですが、 要となるものは塗に必要な天然漆にあります。

犀皮塗の完成には、野生の漆の木から採取された「生漆」でなければならないのです。

漆を塗ることで耐久性や堅牢性を高め、さらに生漆特有の光沢は、 時を経て使い込むことで艶を増し、経年変化を楽しむことができます。

犀皮塗の技法は多くの手間のかかる工程と、高い技術力を必要とします。

万年筆に塗りを施すにあたり、 工程を変更している点もありますが基本となる工程は守らなければなりません。

・塗に必要な漆は、野生の漆の木から樹液を採取し、ろ過精製したものを使用します。

・下地塗のあと、凸を作るように漆を乗せて乾燥させる。

この工程が最後の研ぎ出しで現れる模様に影響するので、 一つ一つ丁寧に施す重要な作業となります。

・全体に隙間なく金箔を貼ります。

これは模様を金色で縁取るための工程です。

・金箔の上から平らになるまで何層もの色漆を塗り重ねます。

漆の層は30～40層までに及び、 乾燥してから塗り重ねるので塗り終わるまでに数か月も要する地道な作業です。

・最後に研ぎ出して模様を浮かび上がらせます。

その際、薄い金箔の線を消さないよう注意深く削り、磨き上げたら完成です。

世界・犀皮漆万年筆コレクションには赤上げ、青上げ、紫上げ、黒上げ の4色があります。

また、それぞれのカラーには螺鈿ありと螺鈿なしの2種類があります。

ご注意： 犀皮塗は手作業での工程を経て、 最後に丁寧に研磨をすることで独特の文様が浮かび上がってきます。

ペンの表面には磨きの痕跡が見られることもありますが、 それは犀皮塗の魅力でもあります。

※天然素材を使用しておりますので、軸の色合い・木目など1本1本個体差があります。

ご理解・ご了承の上、ご購入をお願い致します。

完成までに数か月以上の時間を要し、すべて手作業で行われます。

アートで世界を一つにつなぐという思いを実現していく世界モデルの最新作となり、魅力溢れる逸品です。

最高の職人技と品質を備えた万年筆。

一生ものとしてご検討いただければ幸いです。

もちろん、保証もございますし、ペン先などの摩耗品は交換対応など アフターケアも万全ですので、ご安心ください。